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2009-11-02

写真集『もの の つづき』

です。

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大沼ショージ写真集『もの の つづき』(凹凸舎、2009年)。

大阪のアトリエ箱庭さんにて販売中。

活版印刷に用いられる道具達が、ひとつひとつモノクロ写真に収められています。金属活字の鈍さと滑らかさ、長年使用され刻み込まれた痕跡、それらが生み出したであろう多くの書物のイメージ。しずかな写真から、滲んでくる存在感。1ページずつ見るごとに、ひとつひとつの道具達とイメージの対話が始まります。

装本にもこだわられていて、本の「背」がありません。表紙とページを糸でかがって、粘剤で固めています。厳密に言うと、「和本」に分類されるのだそう。ぜひ実際に手にとってみてください。

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活字と聞くと、『銀河鉄道の夜』のジョバンニが印刷所で「活字ひろい」の仕事をするシーンが連想されます。アトリエ箱庭の幸田さんから活字を一袋いただいたのですが、これをひとつひとつ拾い、組み合わせてやっと1ページが出来るのだと思うと、気が遠くなります。でも活版印刷の本(文字)には不思議なあたたかさがあります。印刷面が少し凹んでいて、手で触れると、その文字の存在感がいっそうよく感じられます。

残念ながら、現在、この方式の印刷物は減っていますが、古書という形で、この形式の本に出逢えます。この機会に活版印刷の本、ならびに活版印刷の世界に、ぜひぜひ触れてみてください。


執筆:中村(古書ダンデライオン
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theme : 本の紹介
genre : 本・雑誌

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定休日:不定休

営業時間:12時~19時

メール:m.f.hannoki@gmail.com

電話:075-205-3286

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